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タグふれんず

多趣味が趣味♪

読んだり☆観たり☆感じたり☆
一色さゆり『神の値段』
一色さゆり『神の値段』
宝島社 2016年2月24日発行

メディアはおろか関係者の前にも一切姿を見せない現代美術家・川田無名。彼は、唯一つながりのあるギャラリー経営者の永井唯子経由で、作品を発表し続けている。ある日唯子は、無名が1959年に描いたという作品を手の内から出してくる。来歴などは完全に伏せられ、類似作が約六億円で落札されたほどの価値をもつ幻の作品だ。しかし唯子は突然、何者かに殺されてしまう。アシスタントの佐和子は、唯子を殺した犯人、無名の居場所、そして今になって作品が運びだされた理由を探るべく、動き出す。幻の作品に記された番号から無名の意図に気づき、やがて無名が徹底して姿を現さない理由を知るー。2016年第14回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。美術ミステリーの新機軸!(「BOOK」データベースより)
 

現代アートという、まったく縁もゆかりもない題材だったので、
へ〜〜〜〜っと思いながら読みました。

すごい面白かったわけではないけど、物語に破たんはないかな〜。
ただ、あまりに知らない世界のことだし、
金額が宇宙規模だし、感動しどころがよくわからなかったですDoCoMo

主人公や周りの登場人物がもっとキャラ立ちしていれば面白かったかもしれないけど、
やりすぎるとラノベ風になってしまうし、難しいですね。

オススメ度『神の値段』★★★☆☆

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 21:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』
木下昌輝『宇喜多の捨て嫁』
文藝春秋 2014年10月25日発行

娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、下克上で成り上がる戦国大名・宇喜多直家。その真実の姿とは一体…。(「BOOK」データベースより)
 


長編かと思って借りてきたら、連作短編でした。
第92回オール讀物新人賞受賞作というふれ込みの第一話の『宇喜多の捨て嫁』は、ぶっちゃけて言うとあんまり面白くなくて。
この続きを読むか、どうしようかなぁって思ったんですけど。

ところが、二作目以降を読み進めていくうちに、
直家という人物の生い立ちがわかり始め、面白くなっていきました。

最終的な伏線の回収の見事さにびっくりしました。
ここまで考えて、最初の一編を書いたのかは疑問ですけど(応募作を書いたわけなので、続きを書くことはわかっていなかったでしょうし)、もしすべてを解っていて書いたならアッパレですよ!

著者初めての単行本ということで、次も歴史小説になるのでしょうか?
また読んでみたいなと思う作家に出会いました。

オススメ度『宇喜多の捨て嫁』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 21:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
浅田次郎『天切り松 闇がたり』
浅田次郎『天切り松 闇がたり』
第一巻『闇の花道』 第二巻『残侠』 第三巻『初湯千両』 第四巻『昭和侠盗伝』
 

明治の終わりから、昭和の始めの東京を舞台に、
男気あふれる義賊たちが活躍した様子を語る、“天切り松”の異名をとる松蔵が語る物語。

中抜きの名人・スリの安吉親分。
出刃を振りかざし説教を垂れる・強盗(タタキ)の寅弥。
振袖姿のお嬢様からでもスリ取れる・美人の振袖お紺。
幾多の顔を持つ詐欺の天才・百面相の常。
天切りの技で屋敷に忍び込む・黄不動の英治。


幼い松蔵が、こんな個性豊かな安吉一家のところに貰われてくるところから始まります。

とにかく、みんな粋でイナセな江戸っ子なのです。
盗みはしても、非道はせず。
貧乏人の味方なのですよ。
そして、信念がある。
けど、完全な人間でもなくて、意地っ張りだったり不器用だったり、
そこがとても魅力的。

四巻まで読んだんですが、あともう一冊出ているようですね。
それで完結しているのかは、わからないんですけど。

人々の心と共に、
帝都東京の町並みや暮らしがしっかりと感じ取れるのもすごいですね〜。
江戸ものにしろ、中華ものにしろ、
作者は実際にここに住んでたことあるんじゃないかな?って、
いつも思ってしまうのです。

オススメ度『天切り松 闇がたり』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 21:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
浅田次郎『一路』
浅田次郎『一路』上下巻
中央公論新社 2013年2月25日発行(下巻)

小野寺一路、十九歳。父の不虜の死を受け、御供頭を継いだ若者は、家伝の「行軍録」を唯一の手がかりに、江戸への参勤行列を差配する。いざ、江戸見参の道中へー。(「BOOK」データベースより)
 
 

温かみがあって、しみじみとする小説でした。

時代小説としては“ありえない展開”ですが、
登場人物が真っ直ぐで悩みを抱え、みんな一所懸命なのが愛おしい。
ユーモア小説の部類に入るのかもしれませんね。

作中に出てくる道中髪結や占い師と一緒に、
中山道を必死で江戸へ向かう彼らの後ろをついて歩きたいです。

と、思ったら、『浅田次郎と歩く中山道〜一路の舞台をたずねて』なんて本が出てるんですよ!
宿場の写真と一緒に解説なども載ってました。
これはしっかり物語が頭の中にあるうちに読まなくっちゃ〜!

オススメ度『一路』★★★★☆

【2014,6,18追記】拍手からコメント下さった方へ
>き*さん
ありがとうございます。
最初の頃は本の感想が主だったんですが、だんだんと塚よりなブログに^^;

書評ってネタバレしないようにすると何書いていいのかわからなくて大した内容でもないのですが、自分はこれを読んだんだという記録の意味でも書いています。

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 21:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
浅田次郎『プリズンホテル』全4巻
浅田次郎『プリズンホテル』 集英社文庫
 

10年以上前に初めて読んだ浅田作品。
DVの偏屈な小説家が主人公ってことと、ヤクザが経営する通称“プリズンホテル”を舞台に起こる人情モノだったことは覚えていたけど、細かな話はまるきり忘れていました。
でもすごく面白くて、その後浅田次郎を読み漁るキッカケになった本だったので、もう一度読みたいとずっと思っていました。

今回読み返して、文章の旨さもさることながら、プロットの巧みさに驚きました。

小説家が主人公であることには違いないし、その複雑怪奇な心はちゃんと伝わってくるんだけど、夏→秋→冬→春と一応読み切りになってる各本だけの登場人物たちの見せ場や人生観もちゃんと伝わってきて。

レギュラーで登場するホテル側の人々も個性的で愛嬌があって大好きです。
特に花沢支配人に会いにプリズンホテルに泊まりに行きたいわ・・・。
お客様のために命をかけるスーパーホテルマンなんだけど、不肖の倅に手こずるところが完璧じゃなくていいんですよ〜。息子と話してる時は普通の父親の顔してるんだよね。
ヤクザの皆様も大変に味があります!仲蔵親分カッコイイ!
バーしがらみで渋くグラスを磨くマスターにも会いたいし、自慢の温泉に入って板長と服部シェフの夜食を食べたいなぁ。

小説家・木戸孝之介の複雑な生い立ち故の偏屈さも愛おしい!
(絶対にそばに寄りたくないけれど!富江さんや清子さんやミカちゃんのように愛で包み込むなんて私には無理です〜〜〜)
少しずつながら、少年のまま凍りついていた心が溶けていくさまが美しいのですよ〜。
”残された少年性”なんていう生半可なものではないんですけどね、木戸先生のブッ壊れた精神構造はDoCoMo

コメディなんだけど、ホロリとさせる。
泣いて笑って「う、上手い・・・」と唸らされますよ。お見事!

オススメ度『プリズンホテル』★★★★★

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
浅田次郎『憑神』
浅田次郎『憑神』
新潮文庫 平成19年5月1日発行

時は幕末。
文武両道なれど、運に見放された貧乏御家人の別所彦次郎が破れ祠に手を合わせると、彼のもとに神様が現れた…。




落ちぶれ武士のサクセスストーリーになるのかどうなのか?
結構、ドキドキしながら読みました。

主人公があまりにまっとうな人間のためちょっと面白みには欠けるけど、
神様たちやお兄さん、元部下などの方が人間味が溢れてます(神様なのに!笑)

オススメ度『憑神』★★★☆☆
 

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 14:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
浅田次郎『赤猫異聞』
浅田次郎『赤猫異聞』
新潮社 2012年8月30日発行

火勢が迫る伝馬町牢屋敷から解き放ちとなった曰くつきの重罪人ー繁松・お仙・七之丞。鎮火までいっときの自由を得て、命がけの意趣返しに向かう三人。信じられない怪事が待ち受けているとは、知る由もなく。-幕末から明治へ。激変の時をいかに生きるかを問う、最新長編時代小説。(BOOKデータベースより)
 

久しぶりに浅田次郎を読んだんですが、
読むたびになんてツボをついてくる作者なんだろうかと思います。
だってワタシ、任侠っていうか、男気?っていうか、
義理人情的なものに非常に弱いんだもん…。

時は明治元年。
火の手が迫る牢屋敷から解き放たれた罪人たちは、
果たして鎮火後、戻ってくるのか…。

罪人各々の抱える事情と、解き放ちを行った牢役人たちの思い。

江戸から明治への過渡期の細かな描写は、
一体どんだけ調べているんだろうと、脱帽して帽子を食べてしまう勢いです。

登場人物たちが一面からではなく多方面から描写されてるのも面白いですね。

オススメ度『赤猫異聞』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
小野不由美『丕緒の鳥』

小野不由美『丕緒の鳥』 
新潮文庫 平成25年7月1日発行 

「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうかー表題作ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。
(「BOOK」データベースより)


待ちに待った、十二国記シリーズ最新刊です。

相変わらず続きではないため、話は前には進んでませんが、
慶、柳、雁を舞台にしたお話。

どれもこれも、内容濃いです。

国というものは、本当に色んな人がいろんなことをして回っているのだと。
でも、国があって民がいるのではなくて、
民がいてこそ国があるということを忘れてはならないと。


傾き始めている…と囁かれる柳の裁判官たちが、
凶悪犯罪者に対する殺刑(死刑のこと)を復活させるか否かについて思い悩む、『落照の獄』は、傾き始めているからこそ殺刑を再び始めれば、国が民を殺すブレーキが効かなくなるのではないか…というお話。

「死刑は犯罪を止められない」という証拠がある中、
殺人は死刑をもって報いるという、理屈ではない反射的な要求。

今の日本の死刑制度ともリンクされていると思います。


尚隆が登極する前の雁を描いた(と思う)『青条の蘭』は、
ブナが石化する奇病にかかり、それにより山が崩れ、獣が里にあふれることを案ずる山師たちが薬になる薬草を王宮に届けるため奮闘する話。

末端の国官・標仲の道中は、涙なしに読めません。


表題作『丕緒の鳥』と、最後の『風信』が陽子が登極するちょっと前の慶の話です。
チラッとですが登場もします。

両作とも、国政にはほぼ関わりのない国官たちの物語。


十二国記、また読み直したくなっちゃったな〜。
どれを読んでも名作です。

オススメ度『丕緒の鳥』★★★★☆

【2013,8,14追記】拍手からコメント下さった方へ
>a***さん
良い公演とのことでみっさまファンの私も安心しました。
まさおくんの下はやっぱり複雑な気持ちだったので。
東京公演、お茶会の前と後で、2回は行くつもりです♪

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
岩井志麻子『女學校』

岩井志麻子『女學校』
マガジンハウス 2003年2月20日発行

清楚な檻にも似た女学校。儚い夢。意地悪の棘。「わたくし」を恐怖に陥れる幾つもの陰。…目の前の、赤い唇が告げる真実に身を捧げた美しくも残酷なゴシック・ロマン小説。(「BOOK」データベースより)


次々と現れる、美しい悪夢。

最終的にはどうなるの?という小説ではなく、
美しくもおどろおどろしい文体を楽しむ、という感じです。

何度も繰り返し幻想の風景が出てくるので、
まるで自分が夢を見たような気分。

幻想小説が好きな方にはぜひオススメです。

オススメ度『女學校』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
上橋菜穂子『獣の奏者 闘蛇編』
上橋菜穂子『獣の奏者(そうじゃ) 闘蛇編』
講談社 2006月11月21日発行

獣ノ医術師の母と暮らす少女、エリン。ある日、戦闘用の獣である闘蛇が何頭も一度に死に、その責任を問われた母は処刑されてしまう。孤児となったエリンは蜂飼いのジョウンに助けられて暮らすうちに、山中で天を翔ける王獣と出合う。その姿に魅了され、王獣の医術師になろうと決心するエリンだったが、そのことが、やがて、王国の運命を左右する立場にエリンを立たせることに…。 (「BOOK」データベースより)

獣の奏者 I 闘蛇編
獣の奏者 I 闘蛇編
上橋 菜穂子

雑誌『ダ・ヴィンチ』で紹介されていた本。

図書館で借りるとき、「字ぃデカ!」と驚きましたが、
そもそもこれは児童文学の一端なんでしょうかね?
中学生くらいからオススメできそうです。
でも、久しぶりに2日間で1冊読み終わったくらい面白かったです。

闘蛇(巨大な蛇?)と王獣(巨大な猛禽?)を従わせるための“音なし笛”の発想など、なかなかファンタジーとして面白いですね。

主人公のエリンが今後どう成長していくのかが楽しみです。
ただ1つ、エリンが“いい子過ぎ”て、少々感情移入しにくいところもあるように思いますが・・・。

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 20:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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