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多趣味が趣味♪

読んだり☆観たり☆感じたり☆
柳原慧『いかさま師』
柳原慧『いかさま師』
宝島社 2005年7月30日発行

三十年前、謎の自殺を遂げた天才画家・鷲沢絖。
遺産相続人として母を指名された高林紗貴は、屋敷からある絵画がなくなっていることに気づく。作者はジョルジュ・ド・ラ・トゥール、フランス絵画史における最も謎めいた画家。
計り知れない価値を秘めたその絵画の行方を探り始めた紗貴だったが、同時に周辺で不気味な出来事が起こり始める。年若い紗貴の恋人、相続を巡りライバル関係にある青年、姿を消してしまった絵画コレクターの父。いったい誰が味方で誰が敵なのか・・・?


いかさま師  『このミス』大賞シリーズ
いかさま師 『このミス』大賞シリーズ
柳原 慧

表紙の絵が、ラ・トゥールの手による《いかさま師》。
右手に座る坊ちゃんのような青年を3人のいかさま師が、
カードゲームで青年をペテンにかけよとしている絵です。
左に座る男の左手に隠されたダイヤのエース・・・。
(ちょっと小さくて見づらいですが・・・)
今ちょっと話題の
「凄惨・残酷・非情・無惨で……甘美。
心の底からゾッとする、名画の見方、教えます。」
という『怖い絵』の表紙もこのラ・トゥールの《いかさま師》ですね。

彼は、《いかさま師》のような俗っぽさをありありと描いた絵と、
宗教画のような静謐な蝋燭の光に照らされた人物を描いた両極端な画家のようです。
そんなラ・トゥールの絵と遺産相続をめぐるミステリー。

結構面白かったです。
初めの辺りは「ううーん、何が言いたいんだ?」とちょっと退屈だったんですが、中盤からは一気に読めました。
誰が一体味方なのかわからなくなってくるあたりから、
俄然面白くなりましたね。

生でラ・トゥールの絵が見てみたいなぁと思いました。

オススメ度『いかさま師』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(柳原慧) | 20:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
柳原慧『パーフェクト・プラン』
柳原慧『パーフェクト・プラン』
宝島社 2004年2月5日発行

代理母で生計を立てている小田桐良江は、出産した子供が母親に虐待されていることを知り、発作的に連れ出してしまう。そのことを知ったかつての愛人・幸司と兄貴分の赤星、仕手戦に破れた株屋・龍生はとてつもない誘拐計画を思いつく。
それは題して「身代金ゼロ!せしめる金は5億円!」計画。
彼らは、いかなる方法でそんな大金をせしめるのか。
第2回『このミス』大賞受賞作品。


パーフェクト・プラン
パーフェクト・プラン
柳原 慧

結構面白かったです。
この間、作者3冊目の作品『コーリング 闇からの声』を読んだんですけど、
私はこっちの方が良かった。

誘拐であって犯罪でない、巧妙な計画。
社会のはぐれ組4人が仕組んだ誘拐計画とは?

題材は、メインの“誘拐”の他にも、
代理出産、株、美容整形、SE細胞、クラッカー、と豊富。

ただ登場人物がたくさんいて、特に誰が主人公という描き方でもないんで、
人間像が薄っぺらな印象になってしまったのが難。
少々いじわるな見方をすると、“お涙ちょうだい系”の人物設定(特に犯人側)な気もして、物足りないようにも感じてしまった。

誘拐犯、警察、子供の親、ハッカー。
主なグループはこの4つ。
場面と目線がどんどん変わって、話がどんどん転がっていくところはとても面白く一気に読めました。

先日も思ったんですが、
ストーリーやスポットを当てる題材は面白いから、
人物をもっと書き込めるとさらに楽しめる作品になるんじゃないかなーと思います。

オススメ度『パーフェクト・プラン』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(柳原慧) | 14:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
柳原慧『コーリング 闇からの声』
柳原慧(やなぎはらけい)『コーリング 闇からの声』
宝島社 2007年3月23日発行

死体の痕跡をきれいに消し去る特殊清掃員の零と純也は、ある日浴槽の中で溶けた死体を除去する仕事を請け負う。
死んでいたのは津島恵美という若い女性。
湯船の底には携帯電話が落ちていた。
恵美は死ぬ前に、誰と何を話そうとしていたのか・・・?
彼女は何故死んだのか・・・?


コーリング闇からの声
コーリング闇からの声
柳原 慧

“顔が崩れていく!”
帯のこのコピー、なかなかいい出来・・・ってか、マジ怖いです。
表紙に描かれた美しい女の顔もぐずぐずに溶けていく・・・。

女は多かれ少なかれ、美に対する執着がありますよね。
美人になれたらな〜って私も思います。
本書に出てくる女性たちのように“整形”までするかっていうと、
「いえ、他にお金使いたいことありますから!」って感じですけど。

でも、美しくなれたからこそ、少しの崩れも許せないという思い。
そして、また醜くなることに対する恐怖。
本当に怖ろしいです。
大衆に見てもらうには美人であることは必要だけど、
別に普通に暮らす分には普通の顔でいいと思うんだけどな。
でも、普通以下・・・ぶっちゃけいじめられるほど変な顔の人は・・・?
もちろん、いじめる方が悪いに決まってるけど、
美しくなれば明るく楽しい人生が待っているかも・・・?
なんか永遠のテーマな気がしますね。

そして、もうひとつ。
本書の中では〈サイバー・フォレスト〉という名前で出てくるんだけど、
現実の世では、いわゆる〈ミクシー〉。
怖い、怖い、怖い!!!
私も登録だけはしてます。友達の記事とか読むために。
あれって使い方次第で出会い系になるんだぁ・・・。
でも、実際に自分の顔出してミクシーしている人なんて少数だとは思いますけどね。

なんとなく読み始め数ページは耽美系か?と思ったんですけど、
そんなことは全然ありませんでした。
霊感みたいな話もちょっとだけ出てくるんですけど、
それが苦手な人も、事件解決自体が面白いのでは。
文体、多少軽い感じもするし、
主人公・純也の性格が大胆なんだか、気が弱いんだかよくわからない上に、
なんだかキャラ薄い感もありますが、
まだ3作目ということでこれからが楽しみな作家さんですね。

オススメ度『コーリング 闇からの声』★★★☆☆

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| 小説・エッセイ(柳原慧) | 20:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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