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皆川博子『双頭のバビロン』

皆川博子『双頭のバビロン』
東京創元社 2012年4月25日発行

爛熟と頽廃の世紀末ウィーン。オーストリア貴族の血を引く双子は、ある秘密のため、引き離されて育てられた。ゲオルクは名家の跡取りとなって陸軍学校へ行くが、決闘騒ぎを起こし放逐されたあげく、新大陸へ渡る。一方、存在を抹消されたその半身ユリアンは、ボヘミアの「芸術家の家」で謎の少年ツヴェンゲルと共に高度な教育を受けて育つ。アメリカで映画制作に足を踏み入れ、成功に向け邁進するゲオルクの前にちらつく半身の影。廃城で静かに暮らすユリアンに庇護者から課される謎の“実験”。交錯しては離れていく二人の運命は、それぞれの戦場へと導かれてゆくー。動乱の1920年代、野心と欲望が狂奔する聖林と、鴉片と悪徳が蔓延する上海。二大魔都を舞台に繰り広げられる、壮麗な運命譚。(「BOOK」データベースより)


皆川先生の長編歴史ロマン。新刊!
「読み切った〜〜〜〜!」って満足感がいっぱい。

最初はひたすらどこでつながっていくのかわかぬまま、
膨大な文章を追っているんだけれど、
後半になるにつれ、伏線が見事に回収されていくのが面白すぎる!
読みながら「あーーーー!!」とか、「えーーーー!?」とか言ってしまう私なのでしたw

謎と幻に満ちみちた一冊です。

双子の人生に深く関わるツヴェンゲルがとっても魅力的でした。
鴉片をくゆらせている姿が目の前にチラついて。
頭が良くてすごくしっかり者なのに、時として見せる弱い姿に胸キュンしちゃうのですよ…。

時代は第一次世界大戦前後ですね。
新大陸を目指してヨーロッパから移民が渡ったり(かの有名なヴァレンチノも少し登場します)、アメリカで禁酒法が出されたり。
途中から映画が無声映画からトーキーの時代に移り変わったり。
100年も昔じゃないのに、貧民街の不潔さは目を覆いますね…。

とにかく前半はじっと耐え(笑)、後半の謎解きを楽しんでいただきたい!!
しかも最後がいいんだよなぁ、心をきゅっとつかまれる感じ…。

オススメ度『双頭のバビロン』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(皆川博子) | 15:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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