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原作『モンテクリスト伯』読了。

アレクサンドル・デュマ『モンテクリスト伯』岩波文庫・赤、全七巻。
観劇後に怒涛の勢いで読み終わりました!


いやー、舞台が何気に面白かったのもあるんですが、
あのハッピーエンドを見て、ホントにこういう風に終わるのか!?という疑問を解消したくて読み出したんですけど。

ポスターのおどろおどろしさもあったし、
原作も一貫して“復讐劇”なのかな〜?って思ってたんですけど、
むしろ、原作の方が色んなダンテスの表情が見れたように思いました。

ま、全7巻もあるんですから、端折らざるえませんよね…

でも、一番読んでいて、宝塚のダンテスと違うなと思ったところは、
原作のダンテスは神様をすごく信じているところなんです。
舞台だと「神はいない!!」って事あるごとに言ってましたよね。
で、逆にキタさんのベルツッチオにたしなめられてたかと。

そして、脱獄後のダンテスは復讐一辺倒に見えるけど、
原作では復讐の前に、恩を受けた船主のモレル一家を救いに行くの!
その場面がとっても素敵で、泣けました…。

それからもモレルさんに受けた恩をずっと忘れないで、
その子供たちを愛し見守り続けてあげるし。

ダンテスはとても情深い人として描かれていました。

(そもそも、船主さんが宝塚ではメルセデスの父親になってたので、
この辺りは端折るべくして端折られてますけどね〜)


※以下、ラストシーンなどネタバレしますので、
  もしこれからお読みになりたい方はお気を付けください




違いといえば、3悪人も違います。

宝塚では悪の権化は、まぁくん@フェルナンでしたけど、
原作はメルセデスが好きなフェルナンをそそのかして、
ダングラールが陥れる手紙を出させていて、
恋するがゆえの暴走…とでもいった感じでした。

カフェブレでまぁくんも言ってましたが、
フェルナンは宝塚版では貴族のボンボンとして描かれてますが、
原作では最初はただの漁師なんです。

その後軍隊に入り、悪事に手を染めてひと財産築いたりもするんですが、
結婚後もフェルナンはメルセデスを愛していたし、
息子のことも愛していたので、
モンテクリスト伯が現れるまでは、一応家庭は平穏だったんですよね。

ちなみに、ダングラールにも娘がいて、
子供ができない騒ぎはありません。

ちーちゃん@ヴィルフォールの父親がボケてるなんてことも全くなく、
ただポナパルト党の党員だったことは合ってます。
身の保全のために、ダンテスを身代わりにしたことも事実。
このあたりの悪巧み、かなり細かく書かれていて読み応えがあります。

悪役たちの最後が、原作とはちょっと違いました。

フェルナン→拳銃自殺
ヴィルフォール→気が狂う
ダングラール→破産後、餓死させてやろうとするが、最終的には離してやる

これ、舞台上だとシャッフルされてますよね〜。

フェルナンは過去の悪事(ダンテスを陥れたこと・エデの父親を裏切って財産を奪ったこと)がメルセデスとアルベールにバレてしまい、彼らが父親を見限って屋敷から出て行く姿を見て、拳銃自殺をしてしまうので、むしろ3悪人の中では一番かわいそうというか、情状酌量の余地がありそうでした。
(そして、完全に私の中では、フェルナンがまぁくんで脳内映像が進んでいくため、よけいに感情移入してしまうのですよね〜笑)

モレルさんの息子の恋人が、ヴィルフォールの娘で、
この2人が重要人物なんですが、舞台ではほとんど出番がありませんでしたね。


さて、肝心のメルセデスとのラストですが、
さすがにあのハッピーエンドはありませんでした。

ただ、原作のダンテスはメルセデスのことを恨んではいません。
「ずっと待っています」なんてセリフもないしね。
二人が引き裂かれてから1年半くらいして、フェルナンと結婚しているので、
アルベールがダンテスの子供のわけもなく。

舞台でもあったアルベールとの決闘前夜のメルセデスとの場面は感動的でした。
ずっと復讐をするべく下準備をしていたダンテスなのに、
彼女の「息子を殺さないで」という願いを受け入れて、
「自分が死ぬ」という決意をするんです。

結局は、メルセデスが決闘前に息子にもすべてを話して、
決闘は行われなくなるんですけどね。
(そして、2人はフェルナンの元を去る決意をするわけです)

最終的に、メルセデスはダンテスが買い取った昔父親と住んでいたマルセイユの家で静かに1人で暮らすことになります。
許嫁だった彼女のために若い頃埋めたお金を掘り出すように、
彼女に言うんですよね…。
メルセデスを愛していたときのダンテスが、そのお金を埋めたのだからと…。

元鞘に収まらないのは悲しいけれど、
24年の歳月を越えて、何もなかったように愛し合えるほどの若さは2人はなかったんだと思うの。

最後は恩人の息子カップルを救い、彼らに手紙を残して、ダンテスがモンテクレスト島から旅立っていくところで終わります。
描かれてはいませんが、彼の傍らには彼を愛するエデいて、
ダンテスもついに彼女の愛を受け入れるんですね。

ずっと苦しんでいたダンテスが復讐を終え、
過去と決別して前に進んでいくラストだなぁと思いました。

手紙の締めの言葉。
「待て、しかして希望せよ!」
これが、ダンテスが見つけた真実なんだと思います。

【ブログ内関連記事】
 ・宝塚宙組公演『モンテクリスト伯』『Amour de 99!!』

【2013,6,11追記】拍手からコメント下さった方へ
>a***さん
仙名バウ(笑)の感想ありがとうございます。
素敵な歌声を聞けなかったのは悲しいですが、
BASARAにハクハクしすぎていて、どうでも良くなってまいりました!浮上!(笑)

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| 宝塚歌劇団(その他の話題) | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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