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小野不由美『丕緒の鳥』

小野不由美『丕緒の鳥』 
新潮文庫 平成25年7月1日発行 

「希望」を信じて、男は覚悟する。慶国に新王が登極した。即位の礼で行われる「大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒は、国の理想を表す任の重さに苦慮していた。希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうかー表題作ほか、己の役割を全うすべく煩悶し、一途に走る名も無き男たちの清廉なる生き様を描く全4編収録。
(「BOOK」データベースより)


待ちに待った、十二国記シリーズ最新刊です。

相変わらず続きではないため、話は前には進んでませんが、
慶、柳、雁を舞台にしたお話。

どれもこれも、内容濃いです。

国というものは、本当に色んな人がいろんなことをして回っているのだと。
でも、国があって民がいるのではなくて、
民がいてこそ国があるということを忘れてはならないと。


傾き始めている…と囁かれる柳の裁判官たちが、
凶悪犯罪者に対する殺刑(死刑のこと)を復活させるか否かについて思い悩む、『落照の獄』は、傾き始めているからこそ殺刑を再び始めれば、国が民を殺すブレーキが効かなくなるのではないか…というお話。

「死刑は犯罪を止められない」という証拠がある中、
殺人は死刑をもって報いるという、理屈ではない反射的な要求。

今の日本の死刑制度ともリンクされていると思います。


尚隆が登極する前の雁を描いた(と思う)『青条の蘭』は、
ブナが石化する奇病にかかり、それにより山が崩れ、獣が里にあふれることを案ずる山師たちが薬になる薬草を王宮に届けるため奮闘する話。

末端の国官・標仲の道中は、涙なしに読めません。


表題作『丕緒の鳥』と、最後の『風信』が陽子が登極するちょっと前の慶の話です。
チラッとですが登場もします。

両作とも、国政にはほぼ関わりのない国官たちの物語。


十二国記、また読み直したくなっちゃったな〜。
どれを読んでも名作です。

オススメ度『丕緒の鳥』★★★★☆

【2013,8,14追記】拍手からコメント下さった方へ
>a***さん
良い公演とのことでみっさまファンの私も安心しました。
まさおくんの下はやっぱり複雑な気持ちだったので。
東京公演、お茶会の前と後で、2回は行くつもりです♪

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 20:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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