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皆川博子『少年十字軍』

皆川博子『少年十字軍』
ポプラ社 2013年3月6日発行

13世紀、フランス。“天啓”を受けた羊飼いの少年・エティエンヌの下へ集った数多の少年少女。彼らの目的は聖地エルサレムの奪還。だが国家、宗教、大人たちの野心が行く手を次々と阻むー。直木賞作家・皆川博子が作家生活40年余りを経て、ついに辿りついた最高傑作。
(「BOOK」データベースより)


続きが気になって一気読み。2日で読了。面白かったです。

児童書の印象が強いポプラ社だけあって、
分厚いけれど、文字は若干大きめで、情景描写がいつもの皆川先生よりは少ない。
対象年齢は中学生以上くらいかもしれない。
それでも、時代背景がしっかりしているので、薄っぺらな印象は全然しませんでした。

キリスト教会がすごい力を持っていたことをつくづくと感じましたね。
現実の世界が辛いからこそ、死後の救いにすがったのかなぁ。
聖地巡礼って今でもあるし、特別な事なんだろうな。

「罪を許される」
とかって、日本人にはあんまりない感覚ですよね。
「悪いことするとバチがあたるよ」
とは言われるけど。

三人称で進むところと、
記憶と痛覚をなくした男の一人称で進むところがあって、
なかなかの意味深ぶりがさすがの皆川ワールドでした。
しかも、青い蝶から変身する悪魔が彼だけに見える…。

幻影的な表現と、ミステリー。

ただ、折角の魅力的な登場人物たちが全部書ききれてないかなぁという印象。
もっとページ数があれば、エピソード盛り込めたのかしら?

記憶喪失の男の過去もサラッとしてるし、
助修士のドミニクが、同じ助修士のジャコブをなんであんなに大切に思ってるのかが、全然書かれてないんですけど…。
彼らのバックボーンがもっと知りたいよぉ!!

それでも十分に、十字軍への興味を掻き立てられました。

オススメ度『少年十字軍』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(皆川博子) | 20:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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