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浅田次郎『プリズンホテル』全4巻
浅田次郎『プリズンホテル』 集英社文庫
 

10年以上前に初めて読んだ浅田作品。
DVの偏屈な小説家が主人公ってことと、ヤクザが経営する通称“プリズンホテル”を舞台に起こる人情モノだったことは覚えていたけど、細かな話はまるきり忘れていました。
でもすごく面白くて、その後浅田次郎を読み漁るキッカケになった本だったので、もう一度読みたいとずっと思っていました。

今回読み返して、文章の旨さもさることながら、プロットの巧みさに驚きました。

小説家が主人公であることには違いないし、その複雑怪奇な心はちゃんと伝わってくるんだけど、夏→秋→冬→春と一応読み切りになってる各本だけの登場人物たちの見せ場や人生観もちゃんと伝わってきて。

レギュラーで登場するホテル側の人々も個性的で愛嬌があって大好きです。
特に花沢支配人に会いにプリズンホテルに泊まりに行きたいわ・・・。
お客様のために命をかけるスーパーホテルマンなんだけど、不肖の倅に手こずるところが完璧じゃなくていいんですよ〜。息子と話してる時は普通の父親の顔してるんだよね。
ヤクザの皆様も大変に味があります!仲蔵親分カッコイイ!
バーしがらみで渋くグラスを磨くマスターにも会いたいし、自慢の温泉に入って板長と服部シェフの夜食を食べたいなぁ。

小説家・木戸孝之介の複雑な生い立ち故の偏屈さも愛おしい!
(絶対にそばに寄りたくないけれど!富江さんや清子さんやミカちゃんのように愛で包み込むなんて私には無理です〜〜〜)
少しずつながら、少年のまま凍りついていた心が溶けていくさまが美しいのですよ〜。
”残された少年性”なんていう生半可なものではないんですけどね、木戸先生のブッ壊れた精神構造はDoCoMo

コメディなんだけど、ホロリとさせる。
泣いて笑って「う、上手い・・・」と唸らされますよ。お見事!

オススメ度『プリズンホテル』★★★★★

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 22:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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