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荻原浩『二千七百の夏と冬』
荻原浩『二千七百の夏と冬』(上下巻)
双葉社 2014年発行

ダム建設工事の作業中に、縄文人男性と弥生人女性の人骨が発見された。二体はしっかりと手を重ね、互いに顔を向け合った姿であった。三千年近く前、この男女にいったいどんなドラマがあったのか?新聞記者の佐藤香椰は次第にこの謎にのめりこんでいく。縄文から弥生へ、時代のうねりに翻弄された悠久の愛の物語。(「BOOK」データベースより)
 

新聞記者の現代の部分より、2700年前のターンのがずっと長いです。
むしろなくても成り立つんじゃないか?と思うほど。
だって、現代での解説があるから、二人のその後はわかっちゃうんだもん…。

帯やら、あらすじやらでは、やけに"愛"の物語と言っているわりに、
上巻ではほぼ愛は出てきません。
ですが、谷あいの小さな村に住み、周りの森から糧を得て生きる人々の姿がとても鮮明に描かれていて、面白かったです。
最初、イーがイノシシ、カァーが鹿、ヌーが犬、クムゥがクマだということを理解するまで、一瞬戸惑いましたけど、その辺がわかってくると一気に世界観に引き込まれました。
イノシシ狩りひとつを取っても、とってもスリリング。
クマが怖すぎて、テディベアとか愛でる気持ちが失せましたw

今とは比べようもないほど、物がなかった時代でも、人の営みや心はそう違いはなかったのじゃないか、そう思いました。
けれど、生きるために必要だと思うものが増えていくと、所有すること・支配することへの欲望や優越感が生まれるのかもしれない…。
そんな問題提起の為に現代のターンがあるんですけどね。
人は、不便な時代には戻れない、という。

何やら考えさせられましたが、物語としてもとても面白かったです。

オススメ度『二千七百の夏と冬』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 20:48 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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