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藤本ひとみ『ジャンヌ・ダルク暗殺』
藤本ひとみ『ジャンヌ・ダルク暗殺』
講談社 2001年11月8日発行

「お前に神を見せてやる」
そう言って戦場へ出かけていった男の旗が泥に沈んでから、
従軍娼婦のジャンヌは神を全く信じなくなった。
自分の力だけで素晴らしい暮らしを手に入れる・・・!
しかし野望に燃えるジャンヌの耳に、神の声を聞くという処女ジャンヌの噂が入ってきた・・・。


ジャンヌ・ダルク暗殺
ジャンヌ・ダルク暗殺
藤本 ひとみ

藤本ひとみといえば、私の中ではライトノベル作家なんですけど。
小中学生の時、一番読んだのが藤本ひとみの小説なので。
『まんが家マリナシリーズ』が一番好きだった・・・。
響谷薫が大好きだった・・・。

そんな彼女も途中のシリーズをホッポリ出して、
一般小説へ羽ばたいてしまいました。

この人の一般小説は4冊目だったかな。
『ブルボンの封印』と『鑑定士シャルル』を2冊読んだ気がする。

今回の小説はタイトルロールは救世主ジャンヌの方ですが、
主人公は己の手腕でのし上がろうとする娼婦ジャンヌ。
このジャンヌが堪らなくカッコイイですね。
女ざかりを過ぎた30歳少し前なんですが、娼婦の技巧以上に頭がいい。
そして、蓮っ葉なわりに姉御肌で自分の娼館の娘たちを気にかけている。

オルレアンの町を脱出するところなんて、
本来仕事のために集めた娘たちなんだから置いていっても良さそうなものなのに、それをジャンヌはしないんだなー。
計算高くのし上がろうという気分満々なのに、そいうい義理は忘れない。
そんなところが非常に魅力的な人物でした。

神の声を聞くというジャンヌは、がっちりとした農婦らしい体型の娘。
最後は誰もが知っているとは思いますが・・・。
教会や国々の思惑に呑み込まれ、幸せとは程遠い人生でしたよね・・・。
後の世に聖女として迎えられたって・・・さ。
でも、信心の道をいく人は、この世の命はかりそめならば、
死ぬのは怖くないんでしょうか?
本来もっているはずの死に対する恐怖がないからこそ、
矢の降り注ぐ戦場へ出ても怖がりもしないジャンヌに兵士たちは心酔したのかもしれない。

歴史小説としてもなかなかに面白い小説でした。

オススメ度『ジャンヌ・ダルク暗殺』★★★★☆

【ブログ内関連記事】藤本ひとみ関連
 ・『たら本第35回 「おすすめ!子どもの本」』

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| 小説・エッセイ(は行の作家) | 10:44 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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