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森達也『死刑』
森達也『死刑』
朝日出版社 2008年1月20日発行

誰もが知っている。
けれど誰も知らない“死刑”を3年間追いかけたドキュメンタリー。


死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う
死刑 人は人を殺せる。でも人は、人を救いたいとも思う
森達也

私が死刑を知った(もとい死刑に興味を持った)のは小学校高学年のとき。
ハマっていた藤本ひとみ(コバルトの少女ノベル)に死刑判決を受けた登場人物が出ていたから。
そんな軽〜いノリだったんですけど、
死刑囚は執行を当日の朝知らされるとか、
何故かまんじゅうが用意されているとか、
死刑囚の足元の板を外すボタンを押す刑務官は数人いて誰が本当に板を外したのかわからない仕組みになっているとか、
微妙に詳しいことが書かれていました。
その後も中学の図書室で、死刑囚だったか、刑務官だったかが書いた本(中に白黒の拘置所内の写真が載っていた気がする)を読んだりもしました。

そして去年、新宿の紀伊国屋書店で山のように積まれたこの本を見て以来、
気になってはいたんですが、ようやく図書館で借りてきました。

こんな話題ですから、最初から最後まで重たいことこの上なしですが、
読む手が止まりませんでした。

基本は“廃止”か“存置”か。
先進国では死刑を廃止した国がほとんどらしいです。
廃止していないのは、アメリカと日本くらい。
あとは中国や東南アジア、西アジアなどの発展途上国。
廃止しても犯罪が増えてはいないとのこと。
また矯正を促すための罰なのだから殺してしまっては意味がない。
だったら誤認逮捕の可能性も大いにあるのだし“廃止”にすればいい。

でも、凶悪犯に殺された遺族の心はどうなるのか?
「同じ空気を吸っていたくない」
そう言った遺族の言葉が紹介されていました。
またそれは確かで、何人もの人生を断ち切った人が生きる権利を主張してもね・・・とも思ってしまう。
オウム事件以降、“死刑廃止”はなりを潜めて80%近い人が「死刑の存続はやむをえない」としているという統計があるそうです。

私は結局どちらの意見が正しいという答えを出せませんでした。
こんな永遠のテーマと言えるべきものを、
本一冊読んだくらいで結論を出せるわけありませんが・・・。
それでも、今の実情が少しでも知れてよかったです。
今年からは裁判員制度も始まるし、他人事とも言っていられませんから。

オススメ度『死刑』★★★★★

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| 小説・エッセイ(ま行の作家) | 21:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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