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タグふれんず

多趣味が趣味♪

読んだり☆観たり☆感じたり☆
荻原浩『千年樹』
荻原浩『千年樹』
集英社 2007年3月30日発行

ある町の社の側に立ち続ける一本のくすの木。
千年という長い時間を生きる巨樹の生と、
その脇で繰り返される人間達の生と死のドラマが時代を超えて交錯する・・・。


千年樹
千年樹
荻原 浩

108段の石段をのぼった山の上に立つくすの木の周りで起こった人間のドラマ。
8編の短編からなっていますが、
1編につき現在と過去の物語が交錯するので8編×2の物語が楽しめます。
心がほっこりする話から、ちょっぴりホラー系、物悲しさが漂う物語とバリエーションも豊富。

千年間地面に立ち続けたくすの木の偉大さが、
人間の幸せや不幸をよりちっぽけなものに見せる効果を生んでいる気がしました。
小さなことに右往左往する人々を悠然と見下ろし哂っているかのような。
木に癒されるという従来の見方とは違い、
少々悪意をもって人間たちを見下ろし、精気を吸って巨大になるクスノキ。
そして、人を死の世界に誘う千年樹にとりつく不思議な幼児の存在・・・。

本の出来としてはとても良かったけれど、
そろそろまた『オロロ畑でつかまえて』とか『誘拐ラプソディー』とか『神様からひと言』系のお笑い人情系の話が読みたい!
このごろ荻原さんそういうの書いてないよね?
私はそっちのが好きだなぁ。

オススメ度『千年樹』★★★☆☆

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 21:25 | comments(2) | trackbacks(6) | - | - |
荻原浩『四度目の氷河期』
荻原浩『四度目の氷河期』
新潮社 2006年9月30日発行

片田舎に住む父親のいないワタルは、
何をやってもみんなと同じには出来ない。
そんなある日、彼は死んだ父親に関する重大な秘密を発見する。
「僕の父さんはクロマニヨン人なんだ!」
その瞬間から、少年の孤独なサバイバルゲームは始まった・・・。


四度目の氷河期
四度目の氷河期
荻原 浩

荻原浩もついに直木賞ノミネートか〜。
勝手に感慨深くなりつつ、そして“受賞作品なし”に驚きつつ、
図書館から届いたこの作品を読んだ。
そして思ったのは、この人の文体が私はとっても読みやすいんだということ。
温かみを感じるというか・・・うまく言えないけど、なんか好きだ。

物語は17歳の“僕”が、4歳からの記憶を辿る旅。
面白く、彼の成長物語に涙しました。
駆け足だけはとび抜けて速く、じっとしていられない少年時代。
よそ者として冷たくされ、人の輪に入っていけない孤独。
しかも、自分の風貌は日本人とはどうも様子が違う・・・。

が、如何せん長かったように感じました。
最初の方と最後の方は良かったんだけど、途中がどうも中だるみ気味。
ひたすら悩むのが思春期の特技(?)といえども、
読む方はそれだと厭きてしまう・・・。

面白いと思うんだよね、「クロマニヨン人が僕の父親」なんて突飛で。
突飛過ぎてついていけないという人もいるかもしれないけれど、
小学生目線ではそれもありなんじゃないかと私は思う。
石器作りなんか、多かれ少なかれ多少は通る道だと思うし。
でも、間の中学高校話は、少年の成長としてはとても重要なんだけど、
読んでいてあんまり面白くない。
「こう書け」とは全然言えないけどさ。

でも、身体ばかりが大きくなって、
幼い心をもてあまし気味のワタルに共感できました。

オススメ度『四度目の氷河期』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 21:00 | comments(0) | trackbacks(2) | - | - |
荻原浩『押入れのちよ』
荻原浩『押入れのちよ』
新潮社 2006年5月20日発行

ぞくりと切ない、9夜の物語。

押入れのちよ
押入れのちよ
荻原 浩

「ちよ、かわいいぃぃ!!!!!!」

表題作「押入れのちよ」がとっても気に入りました。
マンションの一室に越してきたサラリーマンと、
その部屋の押入れに住む明治生まれの14歳の幽霊・ちよの物語。
最初はびびっていたサラリーマンの恵太だけれど、
カルピスとビーフジャーキーが好物の幽霊なんて全然怖くない。
恵太はビール、ちよはカルピス片手に一緒にテレビを見たり、
ほのぼのとした交流がとても上手に書かれていました。

他の短編もちょっと気味が悪いものはあっても、
ホラーというほどではないと思う。
ホラーって読んだことないから良くわからないけれど・・・。
幽霊の話は3話あるけれど、幽霊より生きている人間の方がよっぽど怖い。

荻原浩、初の短編集。
どれも丁寧に書かれた短編、という印象を受けました。

オススメ度『押入れのちよ』★★★☆☆

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 12:58 | comments(1) | trackbacks(3) | - | - |
荻原浩『ママの狙撃銃』
荻原浩『ママの狙撃銃』
双葉社 2006年3月25日発行

ふたりの子供とサラリーマンの夫と暮らすヨーコは、普通の主婦。
一つだけ違うことは、10年間オクラホマで祖父と暮らし、
銃の手ほどきを受けたこと・・・。
祖父が亡くなり、日本へ帰国したヨーコは結婚し、
平凡な日常を過ごしていたが・・・。


ママの狙撃銃
ママの狙撃銃
荻原 浩

本屋で見かけたこの本の帯には、
“世界の平和より、今夜のおかず”というキャッチコピーがついていた。
そして、狙撃銃を構えたママが描かれたピンクの装丁。
だから、パート気分で狙撃しちゃうような、軽い話なのかと思って読み始めた。
けど、読んでみたらそんなことあるわけない。
人ひとり撃つのだから、大変な葛藤があるはずだ。
主人公の主婦ヨーコは殺人鬼なわけではないんだし。
大切な家族がいるんだし。
狙撃した人間がヨーコの前に現れる(幻覚なんだけど)シーンなど、
彼女の心理描写がよく表されているように思う。

オクラホマ時代の物語や、現在の日本での狙撃の依頼の話をベースに、
荻原浩お得意の家族の物語をからませて上手く描かれていた。
母としてのヨーコの姿にちょっと感動。

オススメ度『ママの狙撃銃』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・荻原浩『オロロ畑でつかまえて』
 ・荻原浩『なかよし小鳩組』
 ・荻原浩『あの日にドライブ』
 ・荻原浩『母恋旅烏』

【ブログ外関連記事】
 ・もう読みました?もう観ました?さんブログ

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 13:42 | comments(4) | trackbacks(5) | - | - |
荻原浩『母恋旅烏』
荻原浩『母恋旅烏(ははこいたびがらす)』
小学館文庫 2002年4月1日発行

元大衆演劇役者の花菱清太郎が家族を巻き込んで始めたのが、
レンタル家族派遣業。
しかし、失敗に失敗を重ね、借金がかさみ、ついに住む家さえ失い、
かつての義理で旅回りの一座に加わることになったが…。


母恋旅烏
母恋旅烏
荻原 浩

前半はレンタル家族の話。
後半は旅回りの一座に加わってからの話。
前半は大切な説明&下地なんだろうけれど、やや間延びした印象を受けた。
面白いのは後半に入ってから。
舞台の様子や家族の成長がテンポよく描かれていて楽しい。

主は花菱家の末っ子寛二の一人称。
でも、他の家族の一人称の章も時々入るから、
色々な角度から家族というものが見えるようになっているのがミソ。
大酒飲みの清次郎に愛想をつかし崩壊していく家族が、
とある事件をきっかけに、少しだけど家族がまとまったり、一人一人が大人になったりと、ほろりとさせられる最後。
後半に入ってからは、一気に読みました。

荻原作品は、どれも人間くさいキャラクターに惹かれます。

オススメ度『母恋旅烏』★★★☆☆

【ブログ内関連記事】
 ・荻原浩『オロロ畑でつかまえて』
 ・荻原浩『なかよし小鳩組』
 ・荻原浩『あの日にドライブ』

【ブログ外関連記事】
 ・AOCHAN-Blog さん

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 09:53 | comments(0) | trackbacks(4) | - | - |
荻原浩『なかよし小鳩組』
荻原浩『なかよし小鳩組』
集英社 1998年10月30日発行

倒産寸前の広告代理店「ユニバーサル広告社」に大きなCI事業の話が飛び込んできた!…と思ったら、なんとそれはヤクザたちの使用禁止になった代紋に代わるマークを制作する仕事で…。
無理難題を押し付けられたこの局面。どうする!?


なかよし小鳩組
なかよし小鳩組
荻原 浩

小説すばる新人賞受賞作品『オロロ畑でつかまえて』の続編。
特に読んでいなくても話の内容はわかるけれど、そちらもぜひ読んでもらいたいユーモア小説。

作者2冊目の作品ですが、文章うまくなったなぁ〜という感想。
素人に言われたくないかもしれないけれど。
バカみたいな勢いは一作目の方が勝っているけれど、
話がすごくまとまっているし、心情描写が良くなったように思う。
そしてキャラクターが生きている。
主人公の半アル中の杉山にしろ、口から産まれてきたような社長の石井にしろ、「将来はJリーガー!」という男勝りの杉山の娘早苗にしろ、子煩悩で健康を気にしているヤクザ河田にしろ。
みんな何かの欠点があって、でも何かいいところがある。
特に今回は“ヤクザ”という、人生途中で間違っちゃった?みたいな職業の人がいっぱい出てくるからなんだか人生まで考えさせられる。
でもあちらこちらに散らばったユーモアでそれを重くさせない「荻原流」が出来てきているみたいに思う。

気持ちよく笑って、気持ちよく泣ける小説!

オススメ度『なかよし小鳩組』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・荻原浩『オロロ畑でつかまえて』
 ・荻原浩『あの日にドライブ』

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 15:30 | comments(0) | trackbacks(3) | - | - |
荻原浩『オロロ畑でつかまえて』
荻原 浩『オロロ畑でつかまえて』
第10回小説すばる新人賞受賞作品 集英社 1997年

倒産寸前の弱小広告代理店「ユニバーサル広告社」と、
東北のド田舎「牛穴村の青年団」が村おこしのため手を組んだ。
しかし地獄の沙汰も金次第。悲しいほどの低予算でマスコミの注目を集めるために彼らが仕組んだ秘策とは…


オロロ畑でつかまえて
オロロ畑でつかまえて
荻原 浩

まず最初に彼らの方言の会話にやられました。バカうけしました。
各処に見られるユーモアが、すごくダサくて面白い。
電車の中では要注意です☆
舞台は今はこんなところもうないだろ!?と言いたくなる田舎の寒村。
写実的ではなく、あくまで“フィクション”なところが魅力かも。
あたたかい気分にさせられます。
でも、そんな“笑い”の中にも感動あり!
文章は確かにつたない感じはするけど、
荻原作品の中で一番心に残った作品でした。

オススメ度『オロロ畑でつかまえて』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・荻原浩『あの日にドライブ』

【ブログ外関連記事】
 ・AOCHAN-Blog さん

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 23:35 | comments(0) | trackbacks(4) | - | - |
荻原浩『あの日にドライブ』
荻原浩『あの日にドライブ』
光文社 2005年10月25日発行

あの日にドライブ
あの日にドライブ
荻原 浩

自分はいつ曲がり角を間違えてしまったんだろう…?
43歳の銀行マンが、タクシードライバーへ。

人生をやり直せたらどうなっていただろう?
そんな主人公の妄想が、現実のいろいろな事柄によって変わっていく。

不可解な銀行のしきたり。
妻との対話。
子供たちの成長…。

移ろう心がうまくつづられている。
ただ、ちょっぴり心の声的な文章が長いように思った。

著者特有のユーモアと哀愁が上手にまざった文章は読みやすい。


オススメ度『あの日にドライブ』★★★☆☆




こんな仕事もあったりして・・・

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| 小説・エッセイ(荻原浩) | 19:33 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
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