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多趣味が趣味♪

読んだり☆観たり☆感じたり☆
浅田次郎『日輪の遺産』
浅田次郎『日輪の遺産』
講談社文庫 1997年7月15日発行

帝国陸軍がマッカーサーより奪い、終戦直前に隠したという時価二百兆円の財宝。老人が遺した手帳に隠された驚くべき事実が、五十年たった今、明らかにされようとしている。(「BOOK」データベースより)

日輪の遺産 (講談社文庫)
日輪の遺産 (講談社文庫)
浅田 次郎

ブログを始める1〜2年前に『プリズンホテル』でハマった浅田次郎。
久しぶりに読んだら、やっぱり面白かった〜♪
最近、小説を読んでいて時間を忘れる・・・ってことがなかったんですが、
電車の中で読んでいて危うく降りる駅を通り越してしまいそうになるくらいでした。

競馬場で知り合い飲みに行ったら、そこでポックリ死んでしまった爺さんに託された古い手帳。
その内容は青年将校が終戦直前に受けた命令の記録。
どうやら時価200兆円の財宝が今でもどこかに眠っている・・・?

終戦間近の東京と、現代の東京が交互に舞台になります。
まるで、自分がドキドキしながらその手帳を読んでいる気分。

でも、ただの財宝探しではなく、
色々な人の人間ドラマがうまくつづられていると思います。

浅田次郎だなぁっていうキャラクターが懐かしい。
チンピラまがいの不動産屋や破壊された帝都を駆け回る若き将校、
金の亡者のようだけど何か裏がありそうな老人などなど。
どのキャラクターもそれぞれの人生を背負って生きてきたと思える魅力的な人物です。

浅田次郎の世界観って、私けっこう好きなんだよなー。
『プリズンホテル』がまた読みたくなってきました。

オススメ度『日輪の遺産』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・浅田次郎『歩兵の本領』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 12:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』
岩井志麻子『ぼっけえ、きょうてえ』
角川書店 1999年10月発行

岡山の北、貧しい村で育った女郎がお客に聞かせる“ぼっけえ、きょうてえ”寝物語。
第6回日本ホラー小説大賞、山本周五郎賞受賞作。


ぼっけえ、きょうてえ
ぼっけえ、きょうてえ
岩井 志麻子

ホラー小説っていやぁなイメージがあって読まなかったんですが、
ホラー大賞作を読むようになって、
実は面白いジャンルなんだと気がつきました。
『夜市』『トンコ』『庵堂三兄弟の聖職』に続いて、4冊目のホラー大賞受賞作を読破。

すべて明治時代の岡山を舞台にした小説を4つ収録した短編集。
どれもクオリティが高かったんですが、
中でも“とても、こわい”という岡山弁“ぼっけえ、きょうてえ”をそのまま題名にした表題作が一番面白かったです。
まったく着地点が見えなくて、おぞましい農村の実態を背景に彼女の話はどこにたどり着くのだろうとドキドキしました。

方言ってのがまたいいですよね。
私が東京育ちってのもあるんでしょうけど(ちょっとした方言ならありますが)。

他の作品も読んでみたい!

オススメ度『ぼっけえ、きょうてえ』★★★★☆

【ブログ内関連記事】日本ホラー大賞関連
 ・恒川光太郎『夜市』
 ・雀野日名子『トンコ』
 ・真藤順丈『庵堂三兄弟の聖職』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 20:27 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
大崎梢『スノーフレーク』
大崎梢『スノーフレーク』
角川書店 平成21年2月28日発行

函館に住む高校三年生の真乃は、小学生の時死んでしまった幼なじみの速人が忘れられない。けれど、東京の大学に進学も決まり、いい加減忘れなければ─と思った矢先、速人によく似た青年が現れた。
家族心中でただ一人遺体の上がらなかった速人。もしかして彼は死んでいない・・・!?


スノーフレーク
スノーフレーク
大崎 梢

パンチの弱さはあれど、これが著者の雰囲気なんでしょうね。
「ハヤちゃんは生きているの?」
そんなこと警察が掴んでないハズはないでしょー、というツッコミを入れたくはなりましたが、「もしかして・・・?」という希望がチラチラと見え隠れして面白く読めました。

オススメ度『スノーフレーク』★★★☆☆

【ブログ内関連記事】
 ・大崎梢『平台がおまちかね』
 ・大崎梢『片耳うさぎ』
 ・大崎梢『配達あかずきん−成風堂書店事件メモ』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 14:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
伊坂幸太郎『重力ピエロ』
伊坂幸太郎『重力ピエロ』
新潮文庫 平成17年7月1日発行

仙台の街で起きる連続放火事件。
そしてどうやら、放火はらくがきの後に起きるらしい。
それを語ったのは二つ下の弟・春。
謎を解明するために兄の泉水は弟と夜の街に出かけるが・・・。


重力ピエロ (新潮文庫)
重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂 幸太郎

軽いとは言えない内容を、“軽やか”に描いたなぁと思いました。
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」
とは、弟・春の談。

話のストーリーとしても、内容としても、
すごく斬新ってこともないんですけど、言葉の勝利、だと思いました。
ただウンチクが嫌いな人には鼻につくかも。
私は嫌いじゃない。いやむしろ好きかも。
もっと話を前にすすめろよ〜とか思わないで読んでほしい。

今まで読んだ伊坂小説の中で一番面白かったな。

オススメ度『重力ピエロ』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・伊坂幸太郎『死神の精度』
 ・伊坂幸太郎『陽気なギャングの日常と襲撃』
 ・伊坂幸太郎『陽気なギャングが地球を回す』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 21:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
大崎梢『平台がおまちかね』
大崎梢『平台がおまちかね』
東京創元社 2008年6月30日発行

小さな出版社の営業・井辻くんは、今日も本屋を回る。
でも、自社本をたくさん売ってくれた本屋を訪れたら、何故か邪険に追い払われたり・・・。
イベント台でとある小説が次々と場所を変えてみたり・・・?
新人営業は日々、奮闘中!


平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)
大崎 梢

著者の作品は3冊目。
今回の主人公は出版社の新人営業で、
本屋の様子や出版社の様子が伺えて、
これまた本好きには堪らない一冊となっています。
雰囲気も同じ感じがしました。
ほんわかハートフル。若干謎解き。みたいな。

本屋でバイトをしていた友達から、
営業さんが来るという話は聞いていたんですが、
こんなことしてたのか〜と。
そして、現実に出版されている小説の名前がチラホラ出てきて、
これまた楽しいんですよね。

そんなワケで、今まで読んだ著者の作品では一番面白かったです。
5編からなる短編集なので、ちょっとワンパターンな気もしたんですが、
以前感じた“物足りなさ”も、だいぶ薄れてきたように思います。
文章が上手くなったのかな〜、よくわからんけど(笑)

オススメ度『平台がおまちかね』★★★☆☆

ブログ内関連記事
 ・大崎梢『片耳うさぎ』
 ・大崎梢『配達あかずきん−成風堂書店事件メモ』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 15:51 | comments(0) | trackbacks(1) | - | - |
芦辺拓『グラン・ギニョール城』
芦辺拓『グラン・ギニョール城』
原書房 2001年12月4日発行

グラン・ギニョール城に集った、所有者の親族と友人、知人たち。それぞれが腹にいちもつを抱えているかのように、探偵ナイジェルソープには映っていた。そしてやはり事件が起こる・・・。
一方、ところかわって探偵森江春策は、列車内で怪死事件に巻き込まれていた。被害者は息を引き取る直前、「グラン・ギニョール城の謎を解いて・・・」という謎の言葉を残す。森江は事件を調べ始めるのだが・・・。


グラン・ギニョール城
グラン・ギニョール城
芦辺 拓

最初読み出したとき、いきなりグロテスクだったのでちょっと凹みました。
でも気を取り直して続きを読んだら、
今度は横文字の登場人物がわんさか出てきてまたちょっと凹みました。
だって名前が覚えられないんだよー(泣)
そして、あんまりにも時代がかったお話なので、
このまま行くとなると私、最後まで読みきる自信が・・・という感じだったんですが、そうは問屋が卸さず(古い?)あらぬ方向へ物語が転がっていったので、ちゃんと最後まで読みきることができました。


『桜庭一樹の読書日記』で紹介されて面白そうだなと思って手に取った作品。
色々と知らない作家さんに出会えて楽しいですね。

オススメ度『グラン・ギニョール城』★★★☆☆

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
奥泉光『鳥類学者のファンタジア』
奥泉光『鳥類学者のファンタジア』
集英社 2001年4月10日発行

フォギーことジャズ・ピアニスト池永霧子の前に不思議な黒服の女が現れた。
「あなた、オルフェウスの音階を知っているとは驚いたわ」
謎の女は自分も霧子だと名乗り、そう告げた。
フォギーは混乱しつつも、音楽留学でヨーロッパに渡り、1944年にベルリンで行方不明となった祖母・曾根崎霧子ではないかと思い当たる。
そしてフォギーは光る猫パパゲーノ、土蔵で鳴り響くオルゴールに導かれて、ナチス支配真っ只中のドイツ神霊音楽協会へとワープする・・・。


鳥類学者のファンタジア
鳥類学者のファンタジア
奥泉 光

2段組みの490ページ。かなりの長編でした。
途中若干話がよくわからない方向に行きながらも全部読み通せたのは、
とにかく主人公フォギーの語り口調が愉快だったからです。
ストーリーからよく脱線する小説って、
普段はあんまり好きじゃないんですけど、
今回はどっちかというとそっちの脱線したストーリーに興味があるというか。
自分の言葉に自分でツッコミを入れたり、いろんな漫画や映画の話が出てきたり。
そして何より酒好きフォギー。
なんだってこんなにも「お酒が好きな女主人公」に共感してしまうのかしら?
だって私も酒好きだから!(爆)

皆川博子の『死の泉』『総統の子ら』を読んで以来、
近代史に興味を持った私なんですが、
どっちかというとそっちの方面の話はあんまり出なかったですね。
ナチス幹部もチラチラ出没はするし、世界観は伝わってくるんですが、
戦時中の状況を描くというよりも、“音楽”を別方向に究めようとする人たちの不可思議な行動を描いています。
なのになんで「鳥類学者」?って感じですが、
最後まで読んで、わかったようなわからないような。
読解力が試されました(笑)

オススメ度『鳥類学者のファンタジア』★★★☆☆

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 13:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
五十嵐貴久『交渉人』
五十嵐貴久『交渉人』
新潮社 2003年1月20日発行

コンビニ強盗の三人組は患者を人質に立てこもり、警視庁は800人体制で救急病院を囲む。そして犯人グループと交渉に当たるのは、アメリカFBI仕込みの凄腕交渉人だった。
無事に人質たちは解放されるのか・・・?


交渉人
交渉人
五十嵐 貴久

“犯罪交渉人”ってものに、何気に興味がありまして、
なかなか面白く読むことができました。
心理戦って大好きです。
立てこもり犯にはこういう風に応対するのか〜とか。
自分じゃ絶対役に立たない知識ですけどね(笑)

これを読んですぐに、日本の特殊警察?みたいなものの訓練が公開されたというニュースをやっていて、まさにタイムリーでした。
垂直な壁を逆さに降りてきたりして、忍者集団!って感じのそれは人質をとった立てこもり犯に対して突入するってものでしたけど。
でもきっと現日本にも“犯罪交渉人”がいるんだわ!と勝手にも盛り上がりました。

プロローグと一章の初めの方は若干間が悪いのか、
イマイチ乗り切れなかったんですが、
ちょっと我慢して読めば面白いこと請け合いです。

オススメ度『交渉人』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・五十嵐貴久『安政五年の大脱走』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
東直己『探偵、暁に走る』
東直己『探偵、暁に走る』
早川書房 ハヤカワ・ミステリワールド 2007年11月15日発行

札幌ススキノで〈便利屋〉をしながらその日暮らしをする〈俺〉。
ある日、地下鉄で乗客とトラブルになりかけていたところをとりなしたのがきっかけで、画家でテレビのコメンテーターも務める近藤と飲み友達になった。
しかし、その近藤が、深夜のさびれかけた商店街で刺されて死んだ。
彼はなぜ殺されたのか・・・?


探偵、暁に走る (ハヤカワ・ミステリワールド)
探偵、暁に走る (ハヤカワ・ミステリワールド)
東 直己

「た〜らこ〜た〜らこ〜♪」というCMが出てくるので、
あ、これ去年のお話なんだ、ということがわかる。
〈俺〉もついに50歳。
今回は“オレオレ詐欺”がメインになってました。

シリーズ最長かな〜?という分厚さなんですが、
そんなに(時間があんまりなくて日数はかかりましたが)中だるみもせず読み終わりました。
メインキャストが増えたなぁとシミジミ。
空手の達人で今はDJもする高田さんが今回はほとんど活躍せず終わったのが寂しいですけど。

このシリーズ、全部読んでいると思うんだけど(ブログを始める前に読んでたので感想はほとんどアップしていないんですが)、
どれがどの話・・・というのはほとんど思い出せない(笑)
ただ、このシリーズの雰囲気が好き。
あと、作者が“男”ということが良くわかる作品。
この作品を読んだ後、女性作家が一人称の男性で作品を書いているのを読むと、ものすごく違和感を覚えるほど。

いったいどこまで続くのか。
シリーズはどうやって終わるのか。
また新刊が出るのが楽しみです!

オススメ度『探偵、暁に走る』★★★★☆

【ブログ内関連記事】
 ・東直己『ライト・グッドバイ』

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 12:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
江戸川乱歩『黒蜥蜴』
江戸川乱歩『黒蜥蜴』
東京創元社 創元推理文庫 1993年5月14日発行

左の腕に黒蜥蝪の刺青をしている、その名も〈黒蜥蝪〉と呼ばれる美貌の女賊が狙う、大阪の大富豪岩瀬の愛娘早苗。
彼女を守るよう依頼されたのは名探偵明智小五郎。
大胆不敵な挑戦状を叩きつけてきた妖艶な女怪盗と名探偵の頭脳戦の行方は・・・?


黒蜥蝪 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
黒蜥蝪 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
江戸川 乱歩

初めて読みました、あまりにも有名な江戸川乱歩先生の作品を!

キッカケはこの間読んだ『小説以外』での恩田陸さんの「乱歩を原文で読める幸せ」というコメントと、
今年の4月に観た宝塚花組公演『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』でした。(感想ではかなりボロクソに書いていますが。)

私にとっては“古典”にも近い乱歩ですが、とても読みやすかったです。
雑誌で連載していたようで、以下次号!みたいに章が終わったり、
レトロな挿絵が文庫でも復刻され載っていたりと、楽しみも色々。

でも、あらすじはラストを除き、ほぼ宝塚で観た通りで驚きました。
私のお気に入りの「潤ちゃん」も出てくるし。
しかも、黒蜥蜴以外、彼女の部下たちにも親しげに「潤ちゃん」と呼んでいて、元ボクサーで人を殺してしまった男なのに全然怖くない(笑)

ラスト以外で違うな〜と思ったのは、
原作の黒蜥蜴はかなりのワルでした。
なんとなく勝手に「盗みはしても非道はせず」なのかと思っていたら、
バリバリ人殺し。しかもかなりの怪奇趣味。
なのに乙女チックなので憎みきれなず・・・。
このアンバランスさがこの怪盗の魅力なんでしょうね。

明智小五郎シリーズは他にもたくさんあるようだし、
また読んでみたいと思います。

オススメ度『黒蜥蜴』★★★★☆

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| 小説・エッセイ(あ行の作家) | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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